外国人学生の日本に対する評価
2009年 10月 30日
MBA開始から1年ちょっと経過したが、外国人学生が日本をどのように見ているかについて、気付いた事を少々。
入学当初から、多くの学生と話すと、「日本ってクール」「日本食サイコー」「お寺とか神社とかの建築は素晴しい」「日本人は勤勉で親切」「ジャパントリップは絶対に参加する」などなど、9割超は良い反応が返ってくる。そんなこともあり、自分が悲観してるほど日本は国際社会から見放されていない、と安心させれられる。
一方、急成長を続ける中国に対しては、今後の経済成長の中心になるという意見は多いものの、「ビジネスにおけるきちんとしたルールも無く、信頼できない」「人々がアグレッシブすぎる」「洗練されてない」「共産国で、何が起きるかわからない」「ともかく不気味」などのネガティブな意見も多い。
このような反応を見ると、外国人学生は、中国より日本を重視しており、将来的なパートナーとして評価してくれているように思える。
ただ、現実はちょっと違う。
IESEでは2年生になると25%位の学生が海外のMBAに交換留学に行く。その交換留学先には、中国のCEIBSと日本からは慶應のMBAも対象に含まれている。上記の反応を見ると、慶應に人気が有りそうだが、結果は中国多数に対し、日本ゼロ、というもの。。。
就職についても、中国で働きたい!という学生はそこそこいるが、日本で働きたい!という学生は殆どいない。
この事実から感じたことは、外国人学生にとって、「日本は見た目は可愛いのでデートしたい相手ではあるが、将来を見据えて、きちんと付き合って結婚する相手は中国」という傾向にあるということだ。
これには、①日本が成長戦略を示せていない、②外国人にとって働く環境がよくない(就労ビザ、英語環境)、③存在感が低下してきている、など多くの理由が考えられる。
留学してみてつくづく実感するが、これからはより国際的に協力しつつ仕事を進めていく必要性が高まってくるのは間違いない。
しかし、若い世代の外国人が日本をこのように見ているとすれば、国際社会における日本の存在感は加速度的に低下していくだろう。
このようなトレンドを変えるのは難しいが、日々の学生生活を通し少しでも日本をアピールするとともに、就職した後も日本と国際社会の関係強化に貢献できる仕事につきたい、と思う。
入学当初から、多くの学生と話すと、「日本ってクール」「日本食サイコー」「お寺とか神社とかの建築は素晴しい」「日本人は勤勉で親切」「ジャパントリップは絶対に参加する」などなど、9割超は良い反応が返ってくる。そんなこともあり、自分が悲観してるほど日本は国際社会から見放されていない、と安心させれられる。
一方、急成長を続ける中国に対しては、今後の経済成長の中心になるという意見は多いものの、「ビジネスにおけるきちんとしたルールも無く、信頼できない」「人々がアグレッシブすぎる」「洗練されてない」「共産国で、何が起きるかわからない」「ともかく不気味」などのネガティブな意見も多い。
このような反応を見ると、外国人学生は、中国より日本を重視しており、将来的なパートナーとして評価してくれているように思える。
ただ、現実はちょっと違う。
IESEでは2年生になると25%位の学生が海外のMBAに交換留学に行く。その交換留学先には、中国のCEIBSと日本からは慶應のMBAも対象に含まれている。上記の反応を見ると、慶應に人気が有りそうだが、結果は中国多数に対し、日本ゼロ、というもの。。。
就職についても、中国で働きたい!という学生はそこそこいるが、日本で働きたい!という学生は殆どいない。
この事実から感じたことは、外国人学生にとって、「日本は見た目は可愛いのでデートしたい相手ではあるが、将来を見据えて、きちんと付き合って結婚する相手は中国」という傾向にあるということだ。
これには、①日本が成長戦略を示せていない、②外国人にとって働く環境がよくない(就労ビザ、英語環境)、③存在感が低下してきている、など多くの理由が考えられる。
留学してみてつくづく実感するが、これからはより国際的に協力しつつ仕事を進めていく必要性が高まってくるのは間違いない。
しかし、若い世代の外国人が日本をこのように見ているとすれば、国際社会における日本の存在感は加速度的に低下していくだろう。
このようなトレンドを変えるのは難しいが、日々の学生生活を通し少しでも日本をアピールするとともに、就職した後も日本と国際社会の関係強化に貢献できる仕事につきたい、と思う。
# by tazajun | 2009-10-30 04:24 | MBA